個人だからこそできる被災地支援がある。有志や物資を募り小規模避難所をまわっています
活動の主体について
この活動は私:伊藤 真が個人で有志を募るところから始まりました。
私は、現在は音響関係の仕事をしておりますが、3年前までの15年間、海上自衛官という立場にいました。
「事に臨んでは危険を顧みず身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえることを誓う」と
宣誓したあの日、こんな大災害が起こるとは全く予期していませんでした。
自衛隊は組織で動くからこそ意味がある組織です。その一方命令が下るまで何も出来ません。
同期・同僚と話をすると、今は別の任務に就いているため被災地に行かれないと悩み、苦しんでいました。
今はそのしがらみから解放されている自分なら、被災地に入って活動できる。
そう気づき、知り合いに声をかけて物資や清掃道具等を集め、トラックに積んで被災地にゆくことを始めました。
つまり個人での活動です。
個人であればこそ、小回りも利けば規則や原則に縛られることなく柔軟な活動ができます。
そして、この柔軟な活動こそが被災地で求められている支援であると、数回の現地訪問で確信しました。
今回の東日本大震災の被災地には、自治体が指定したのではない避難所や、
結果として避難所となった施設(保育園やお寺)、2〜3世帯が肩を寄せ合う個人宅が多いのが特徴です。
こういった場所に避難している被災者は、地震から1ヶ月以上経過した今もなお、自治体からの支援を受けられず、
ライフラインの殆どが復旧しないままに耐えているのが現状です。
個人宅や小規模避難所のニーズは、年齢構成や被災の度合いによって様々です。
多岐にわたるニーズに柔軟に対応できるのは、規則と組織に縛られない個人集団であると私は考えています。
ご理解、ご賛同いただけましたら幸いです。
伊藤近影。階上地区の避難所にて。
(避難されている方のお顔にはぼかしをいれております)
配布用資料
ありがたいことにご支援の輪が広がって参りました。「他の人にも声をかけたいので活動内容がわかるちらしが
欲しい」という声をかけていただくことも増えましたので、A4版1枚のちらしを作成しました。
版の管理が難しいので、必要としている支援物資の品目は記載しておりません。最新情報は掲示板をご覧ください。
ちらしには問合せ先やホームページアドレス、QRコードを記載しています。是非ご利用ください。 2011/4/28
●PDFです。出力してお使いください。→【Go ahead!】配布用資料PDF
●GIF画像もご用意しました。インターネットブラウザでご覧になれます。
→【Go ahead!】配布用資料GIF